Tableau Prep Builder 使い方(8) 〜データの出力

Tableau Prepはデータを分析に適した形に加工するツールで、その処理過程を記録して共有したり再利用したりすることができます。

本ページでは、Tableau Prep Builderで加工したデータをファイルTableau Serverデータベースのそれぞれに出力する方法を紹介します。

ファイルへの出力

フローペインでアイコンの右にある「+」をクリックして、リストから「出力」を選択します。

すると出力のプロファイルペインが表示されるので、出力の保存先を「ファイル」に設定して参照ボタンをクリックします。

保存するファイル名と場所を入力して「許可」ボタンをクリックします。

出力タイプはハイパー、エクセル、csvのいずれかのファイル形式を選択します。

書き込みオプションは「表の作成」(新規保存)か「表に追加」(追加保存)を選択できます。
設定を終えたら、「フローの実行」ボタンをクリックして実際にファイルに出力します。

指定した場所に作成されたファイルをTableau Desktopで開いて確認してみます。

指定通り作成されているようです。

ハイパー形式のファイルはTableau Publicでは開ません。Professional版のTableau Desktopが必要になります。

Tableau Serverへの出力

Tableau Prep Builderで加工したデータをTableau Serverにパブリッシュすることによって保存することができます。
実際にスーパーストアの注文データを加工したデータをTableau Serverにパブリッシュしてみましょう。

フローペインでアイコンの右にある「+」をクリックして、リストから「出力」を選択します。

出力のプロファイルペインが表示されるので、出力の保存先は「パブリッシュされたデータソース」に設定、サーバーは「サインイン」を選択します。

サーバー名を入力して「接続」ボタンをクリックします。

するとサインインを求める画面が現れるので、Tableau Serverのログイン名とパスワードを入力して「サインイン」ボタンをクリックします。

接続できるとプロファイルペインに表示されます。

パブリッシュするプロジェクトとファイルの名前を設定します。
書き込みオプションは「表の作成」(新規保存)か「表に追加」(追加保存)を選択できます。
設定を終えたら、「フローの実行」ボタンをクリックして実際にサーバーに出力します。

完了を知らせる画面が表示されます。

Tableau Serverにサインインして実際にファイルができているか確認します。

指定した場所に指定した名称のファイルができています。

データベースへの出力

Tableau Prep Builderで加工したデータをサーバのデータベースに出力することもできます。
スーパーストアの注文データを加工したデータをPostgreSQLに保存してみましょう。

フローペインでアイコンの右にある「+」をクリックして、リストから「出力」を選択します。

出力のプロファイルペインが表示されるので、出力の保存先は「データベース テーブル」に設定、「設定」タブ内の「サーバーの選択」でリストから「PostgreSQL」を選択します。

するとサインインの画面が表示されるので、サーバやデータベース情報を入力してサインインのボタンをクリックします。

接続できたら、プロファイルペインで詳細な接続情報を入力します。

ここでは「customer_sales」という名称のテーブルを新規に作成します。
(既存のテーブルに保存する場合にはリストからテーブルを選択します。)

書き込みオプションで「表の作成」(新規保存)か「表に追加」(追加保存)か「データの置換」(新規保存ただしテーブルの構造とプロパティは保持)のいずれかを選択します。
設定できたら、「フローの実行」ボタンをクリックして実際にデータベースに出力します。

プロファイル画面に表示されます。

実際に指定したデータベースにデータが格納されているかどうか確認します。

データベース上にテーブルが新規作成されて、中身が正しいことを確認できました。

本ページでは、Tableau Prep Builderで加工したデータをファイル、Tableau Server、データベースのそれぞれに出力する方法を紹介しました。

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