Tableau Desktop 使い方 インタラクション(2) 〜セットの作成と利用

Tableauではセットパラメータフィルターハイライトなどのアクション機能を利用して、ユーザが指定した条件で表示内容を切り替えるインタラクティブなビューを作ることが可能です。

本ページでは、Tableauでデータの集まり(セット)を作成する方法と、フィルタリングや色分等のセットの使い方を紹介します。

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セットの作成

セットは特定の条件を指定してデータをまとめるフィールドのひとつで、データが変更されるとそれに応じて変更される動的セットとデータが変更されても変わらない個別セットの大きく2つに分けられます。
その2つの作成方法を以下に紹介します。

動的セット

動的セットはひとつのディメンションに対して設定することができます。(メジャーには設定できません。)

スーパーストアの注文データを利用して、いくつかの条件に基づく顧客のセットを作成してみたいと思います。

  1. 「顧客名」を右クリックして、メニューから「作成」-「セット…」を選択します。Tableauでセットを作成
  2. セットの編集画面で各タブを選択して、セットの構成を設定することができます。
    • 全般
      セットの計算対象にする1 件以上のデータを以下のオプションから選びます。
      リストから選択:リストから任意の値を選択
      カスタム値のリスト:特定のテキストを含む値を選択
      すべて使用:新しいデータが追加または削除された時にも常にすべてのデータを選択
      Tableauでセットの全般を設定
    • 条件
      特定のフィールドに関する計算値の範囲を指定することもできます。
      例えば「売上合計が100万円以上の顧客」を特定したい場合には、以下のように設定します。
      Tableauのセットで売り上げの条件を設定
      例えば「利益合計が10万円以下の顧客」を特定したい場合には、以下のように設定します。
      Tableauのセットで利益の条件を設定
    • 上位・下位N件
      特定のフィールドに関する計算値が上位あるいは下位N件のデータを特定します。
      例えば「注文回数が最も多い顧客10人」を特定したい場合には、以下のように設定します。
      Tableauのセットで上位を設定
      逆に「注文回数が最も少ない顧客10人」を特定したい場合には、以下のように設定します。
      Tableauのセットで下位を設定
  3. セットの構成が確定したら最後にOKボタンをクリックします。

固定セット

固定セットは、動的セットと異なりデータが変更されてもセットの内容は変わりません。ただし、データを個別に追加または削除することによってセットの内容を変える事はできます。

スーパーストアの注文データを利用して、固定セットを作成してみます。

  1. ビュー上で一つ以上のマークを選択します。
    Tableauのビューでマークを選択
  2. 右クリックしてリストから「セットの作成」を選択します。
    Tableauのビューからセットの作成
  3. 名前を「固定顧客群」としてOKボタンをクリックします。
    Tableauでセットの名称を入力

作成されたセットにデータを個別に追加または削除するには、追加または削除したいマークをクリックして「セットの作成」からリストをプルダウンしては該当する項目を選択します。
Tableauのビューでセットにデータを追加・削除

セットとセットの結合

作成したセットどうしを結合させることもできます。

例えば、「売上が50万円以上なのに利益がマイナスの顧客」を調べたい場合はどうしたらよいでしょうか?

そんなときは「売上が50万以上の顧客」と「利益がマイナスの顧客」の2つのセットを結合させたセットを新たに作成すると比較的簡単に調べられます。

やってみましょう。

  1. データペインのセット「売上が50万円以上の顧客」を右クリックして、リストから「結合セットの作成」を選択します。
    Tableauで「結合セットの作成」を選択
  2. 「セットの編集」で、対象となる2つのセットを選び、AND結合になるように「両方のセットの共有メンバー」を選択、名前を「売上50万円以上なのに利益がマイナスの顧客」としてOKボタンをクリックします。
    Tableauで結合セットの作成

セットの結合は、AND結合の他にもOR結合や排他結合など4種類の結合方式から選択できます。

セットの使い方

セットを利用すると、よりインパクトのあるビューを作成できるようになります。
以下では、セットをフィルターとして利用する方法と色分けに利用する方法を紹介します。

セットをフィルターとして利用

注文回数の多い順に顧客が表示されたビューを作成します。
列に「注文(カウント)」、行にセット「注文回数topNの顧客」と「顧客名」をドラッグ&ドロップします。
Tableauで顧客を売上順に表示
すると、行のセットは「IN/OUT(注文回数topNの顧客)」という名称になり、ビューを見るとIN(注文回数が上位N位に入る顧客)とOUT(注文回数が上位N位に入らない顧客)に分かれて表示されていることが分かります。

セットをフィルターとして利用してみましょう。
上記に続き、セット「注文回数topNの顧客」をフィルターにドラッグ&ドロップします。
Tableauで売上上位の顧客のみを表示
するとIN(注文回数が上位N位に入る顧客)のみが表示されるようになりました。

セットを利用した色分け

セットを利用して色分けすることもできます。

作成した顧客を売上順に並べて、売上が大きいのに利益がマイナスの顧客を調べてみましょう。
「列」に「売上(合計)」と「利益(合計)」、「行」に「顧客名」、結合セット「売上50万円以上なのに利益がマイナスの顧客」を「マーク」の「色」にドラッグ&ドロップします。
Tableauで結合セットを利用した色分け
すると結合セットの対象の顧客が色分けされて表示されました。
売上が多いのに利益が出ていない対策が必要そうな顧客が明らかになりました。

今度は売上の多い順に都道府県を表示するビューを作成し、セットも併せて利用してみます。
列に「売上(合計)」、行に「都道府県」、セット「利益10万円以上の顧客」を「マーク」の「色」にドラッグ&ドロップします。
Tableauで都道府県別に利益の多い顧客による売上を表示
すると利益10万円以上の顧客による売上とそうでない顧客による売上が色分けされました。
これで都道府県毎の売上のうち利益の高い優良顧客による売上がどの程度かが分かるようになります。

本ページでは、Tableauでデータの集まり(セット)を作成する方法と、フィルタリングや色分け等のセットの使い方を紹介しました。

次ページでは、Tableauのパラメーター機能を利用してグラフをハイライトする方法を紹介します。

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